遺品整理を取り扱う業者が近年増加しています。
業者が多いことは遺品整理にお困りの方をより多く救えるという点では非常によいと思います。
しかし残念ながら、すべての業者が良心的な業者であるとは限りません。
法外な料金を提示してくる業者や、許可をもっていないのに遺品を処分している無許可業者など散見されます。
遺品整理を扱う業者に騙されないために何を気をつけるべきか?下記の事例をご覧ください。
思い出の写真や手紙、衣服など、あなたが大切にしているものを整理しておきましょう。
もし、急に今住んでいる場所から移動することになった時に、必要なものがすぐにわかります。
また、いざという時にご家族が必要なものとそうでないものを分けることができるので、
まとめて整理しておくことが重要になってきます。
環境省の方でも、無許可の回収業者を利用しないようにとの注意喚起がなされております。一度、ご確認いただくことをお勧めします。
Aさんはチラシをみて、遺品整理サービスをやっている業者へ電話しました。
電話では「遺品は丁寧に整理していきます」と感じのいいオペレーターが伝えてきたので、安心してその業者に遺品整理を依頼しました。
ところが、実際現場に来たスタッフの方はいかにも柄の悪い男性2名…。
丁寧に整理するどころか、遺品をすべてゴミとみなして次々と処分用のトラックに積み込んでいきます。
「遺品は仕分けてくれるんじゃないのか」と聞いても取り合ってもらえず、結局遺品はすべて処分されてしまいました…。
事前に契約内容を見て、
何をしてくれるかを確認してください!
依頼する前に、事前に何をしてくれるのかを明確に確認してください。それを踏まえて、現場のスタッフにもしっかりと整理していきたい旨を必要な遺品を捨てられないようにしてください。
また、遺品の整理の際は、ご自身も一緒に仕分けることをお勧めします。
Bさんはホームページをみて、遺品整理サービスを謳う業者へ電話しました。
早速、業者が訪れ見積もりを出してもらい、見積もり金額も納得のものでしたので、遺品整理をその業者へ依頼しました。
次の日、早速訪問したスタッフは、対応も非常によくスピーディに対応してもらい、2時間程度で作業は終了。
ここまではBさんも満足していました。
しかし終了後、提示された請求額を見てBさんはビックリ!
見積もり額よりもかなり高い金額が請求されました。
理由を聞いてみると、想定よりも片付ける遺品の量が多かったとのこと。
それは見積もりのときにわかることじゃないのか・・・しかし対応がよかった手前、スタッフの方に文句が言えず、Bさんは結局お金を支払ってしまいました。
見積もりを貰っても、再度現場スタッフに
料金を確認しましょう!
遺品の量が多いにしろ、業者はお客様に料金が増える可能性があることを予め伝えておくべきです。
確かに量が多くなり、料金が増えるケースもありますので、業者には遺品整理の作業前に金額を再度確認しておくべきでしょう。